eclipse+StatET
Rである程度まとまった量のスクリプトを書こうとすると,RGUI付属エディタではちょっとしんどい.更新後,保存前にクラッシュして涙目になった人も多いはず.まだの人も悪いことは言わないので,外部エディタを使いましょう.
統合開発環境のEclipseを使うと,コードのハイライトや入力補完,整形など色々便利な機能が使える.少々大袈裟なきらいはあるけれど...
インストール方法
エクリプスはPleiades All in One 日本語ディストリビューション(http://mergedoc.sourceforge.jp/)を使うと楽.
- 公式サイトhttp://www.walware.de/goto/statetからStatETをダウンロードし,適当な場所に解凍する.
- エクリプスの実行ファイル(eclipse.exe)と同じフォルダにあるdropinsフォルダに解凍したフォルダ(site-statet-00.07.02)を移動する.
- ヘルプ>ソフトウェア更新からインストールする.proxy設定が必要であれば,ウィンドウ>設定>一般>ネットワーク接続で設定する.
参考サイト
http://kaiseki.ori.u-tokyo.ac.jp/~katukawa/R/eclipse.html
http://d.hatena.ne.jp/kompiro/20080707/1215405679
初期設定
Rコンソール実行構成の作成
- 実行>実行構成を開き,R コンソールを右クリックし新規を選択し,Rコンソール実行構成を作成する.
- 構成の名前は適当に決める
- R ConfigタブのR Environmentの構成を選択し,StatET>R相互作用>R EnvironmentsにRのホームディレクトリ(僕の場合C:\R\R-2.8.1)を指定する
- 共通タブのお気に入りメニューに表示>実行にチェックを入れ,実行メニューにショートカットを作成する
- メインタブのLanunch
typeをRtermに設定し,Options/Argumentsに**
–ess–internet2–max-mem-size=2000M**を追加する
補足:essオプション~~はStatETとRを連携させるため(っぽい)~~は不要,プロセス確認したら自動的に付いていた.internet2オプションはproxyを使うため.max-mem-size=2000MはRで使うメモリの最大値を指定する(ただし,メモリサイズはPCのスペックによるので,適宜変更のこと).
dviビューアの設定
ウインドウ>設定>Texlipse>ビューア設定>新規
ビューア名: dviout
ビューア・コマンド: C:\tex\dviout\dviout.exe
ビューア引数: %file -1 "# %line %texfile"
パースペクティブを作成
ウインドウ>パースペクティブを開く>その他からStatETを選択すると,メインウインドウ右上にStatETパースペクティブを開くアイコンが追加される.
基本的な使い方
- 実行ボタン(オーディオの再生ボタンみたいなボタン)の横にあるドロップダウンボタンからRコンソール実行構成の作成で作成した構成を選択し,コンソール(Rターミナル)を立ち上げる
- スクリプトはエディタに書く
- 実行する
エディタで入力前,あるいは入力中にCtrl+Spaceを押すとオブジェクトや関数の補完入力候補がポップアップする.
Ctrl+R R | 選択中のコード(未選択の場合はカーソルのある行)をコンソールに送り,コンソールにフォーカスする |
Ctrl+R Ctrl+R | 選択中のコード(未選択の場合はカーソルのある行)をコンソールに送る.フォーカスはエディタのまま |
Ctrl+I | 選択範囲(未選択の場合はカーソルのある行)のインデント(字下げ)を行う |